オー・シャンゼリゼ~
というわけで、今回は、パリの街を散歩します。
エッフェル塔(La tour Eiffel)からエトワール凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)を目指します。
有名な観光地をはしごしちゃおうというわけです。
それでは早速、参りましょう。レッツ・パリーン!
平和の壁(Wall Of Peace)です。49か国の言葉で”peace(平和)”と書かれています。
背後にはエッフェル塔が。
地下鉄8号線「エコール・ミリテール(École Militaire)駅」降りてすぐのポイントです。
今回はここからスタートします。
エッフェル塔です。正面に見据えながら、近づいていきます。
おそらく世界で最も有名な塔の一つでしょう。
訪れたことがない人でも、その姿はあらゆるところで見たことがあるはず。
フランス・パリの象徴です。
手前の緑地は、シャン・ド・マルス公園(Parc du Champ-de-Mars)です。
エッフェル塔は、パリ万国博覧会(1889年)の目玉とするために建設されました。
名前の由来は、塔を設計・建設したギュスターヴ・エッフェル氏から。
建設当時の高さは312.3mで、1930年にアメリカ・ニューヨークのクライスラー・ビルディングに抜かれるまでは世界一高い建造物でした。
現在は、放送用アンテナの設置により、高さは324mとなっています。
ちなみに、当時312.3mという高さは驚異的でした。
それまでは、アメリカ・ワシントンD.C.のワシントン記念塔の169mが世界一だったのですから。いきなり2倍近くも更新してしまったのです。
パリ万国博覧会後、当初は取り壊される予定でしたが、軍事用の電波を送受信する目的のために残されました。
今では、年間およそ600万人が訪れ、パリを代表する観光地の一つとなっています。
下から上を見上げます。幾何学模様です。
混んでいたこともあり、今回は展望台へ行くのはパス。
スポンサーリンク
さて、続いてはエトワール凱旋門を目指しましょう。
エッフェル塔からは、徒歩およそ30分です。
セーヌ川を渡り、イエナ通りをひたすら進んでいくと着きます。
水質こそいまいちですが、とにかくパリといえばセーヌ川です。
セーヌ川を離れ、しばらく進むと、イエナ広場(Place d'Iéna)に出ます。
奥の右手の建物は、ギメ東洋美術館。像は、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントン像です。
着きました、エトワール凱旋門です。
シャンゼリゼ通りの地下入口から地下道を通り、真下まで行くことができます。
(広場を突っ切ることはできません。)
でかい! 思っていたよりもかなりでかいです! ものすごい存在感。
高さは50m。マンションでいうと15~20階くらいでしょうか。
完成は1836年ということです。今から180年も前にこんな巨大な門がそびえ立っていたなんて。
壁には、歴代の戦争で活躍した兵士等の名前が刻まれています。
エトワール凱旋門は、ナポレオンの命によって建設されました。
建築様式は、古代ギリシア・古代ローマを模範とする新古典主義建築です。
料金を支払い、らせん階段を上っていきます。
ちなみに、私が訪れたのは、パリ同時多発テロからおよそ3か月後の2016年2月でした。
荷物検査が厳しかったのを覚えています。
私のカバンの中から、一眼レフ用のブロアー(こんなのです。)を検査員が見つけて、「なんだこれは?!」となり、なぜかブロアー単体でX線検査をされることに。見た目が手榴弾っぽいからでしょうか。しかし、中身はただの空気。X線検査をしたところで、当然何も映りません。検査員は首をかしげていました。やれやれ。
屋上に出ました。辺り一面360度、パリの絶景!
正面にまっすぐ延びる通りが、シャンゼリゼ通りです。記事の冒頭でも思わず口ずさんでしまいましたが。
コンコルド広場までおよそ3kmに渡って続いており、”世界で最も美しい通り”と称されています。
エトワール凱旋門から眺めるパリの景色の何が良いかって、展望台の高さが絶妙で、街並みのスケール感がちょうど良いことなんですよね。エッフェル塔との距離も絶妙で、目立ちすぎず、かといって存在感を失わない程度に塔が見えるのも良いですね。
写真では、暗雲が立ち込める中、エッフェル塔の背後だけ明るくなっていますね。なんだか神々しい感じがします。
奥に見えるビル群はパリ副都心「ラ・デファンス(La Défense)」。
右手ににょきっと飛びてているのは、4つ星ホテル「ハイアット リージェンシー パリ エトワール(Hyatt Regency Paris Etoile)」。
どの方面を眺めても絵になります。
あらゆる道が、このエトワール凱旋門に通じています。
このパリの景色、いつまでも眺めていたいと思いました。
さて、いかがでしたでしょうか。
パリには数え切れないほどの見所がありますが、今回はそのごく一部、しかし王道である”エッフェル塔”と”エトワール凱旋門”をご紹介しました。
ところで、エトワール凱旋門ですが、実は世界遺産に登録されていません。
世界遺産「パリのセーヌ河岸」に含まれていないのです(エッフェル塔は含まれています)。
意外な感じがしますよね。セーヌ川からは離れているため、漏れてしまった、ということなのでしょうか(?)。。
行き方:
・地下鉄の場合
ビラケム(Bir-Hakeim)駅(6号線)より徒歩8分
トロカデロ(Trocadéro)駅(6,9号線)より徒歩12分
エコール・ミリテール(École Militaire)駅(8号線)より徒歩15分
・RER C線の場合
シャン・ド・マルス=トゥール・エッフェル(Champ de Mars - Tour Eiffel)駅より徒歩7分
入場料:
①最上階までエレベーター(大人:25.50€、12~24歳:12.70€、4~11歳:6.40€、4歳未満:無料)
②2階までエレベーター(大人:16.30€、12~24歳:8.10€、4~11歳:4.10€、4歳未満:無料)
③2階まで階段(大人:10.20€、12~24歳:5.10€、4~11歳:2.50€、4歳未満:無料)※現地での販売のみ
④2階まで階段+最上階までエレベーター(大人:19.40€、12~24歳:9.70€、4~11歳:4.90€、4歳未満:無料)※現地での販売のみ
営業時間:
エレベーター、階段:9:00am~0:45am(最上階行き最終エレベーター:11:00pm、最終階段での入場:0:00am)(6月14日~8月31日)
エレベーター:9:30am~11:45pm(最上階行き最終エレベーター:10:30pm)、階段:9:30am~6:30pm(最終階段での入場:6:00pm)(上記以外の期間)
休業日:なし
⇒ エッフェル塔、公式サイト(少し日本語がおかしい点はご愛敬)
行き方:シャルル・ド・ゴール=エトワール(Charles de Gaulle - Étoile)駅(地下鉄:1,2,6号線、RER C線)より地下直結
入場料:12€(18歳~25歳:9€、18歳未満:無料)※9月第3週の週末(ヨーロッパ文化遺産の日)及び11月~3月の第1日曜日は無料開放
営業時間:10:00am~11:00pm(4月~9月)、10:00am~10:30pm(10月~3月)※最終入場は閉館の45分前まで
休業日:1月1日、5月1日、5月8日(午前)、7月14日、11月11日(午前)、12月25日
⇒ Arc de triomphe(公式サイト:英語)
ちなみに、パリ・ミュージアム・パスでエトワール凱旋門は無料になります(エッフェル塔は対象外)。⇒ パリミュージアムパス 日本語サイト | 日本でのご購入
スポンサーリンク