香港に『重慶大厦(チョンキンマンション)』と呼ばれるカオスなビルがあります。
1961年に建てられた超巨大雑居ビルです。
増改築が繰り返された結果、内部はまるで迷宮に。
その様子は、かつて香港にあった巨大なスラム街『九龍城砦』を髣髴とさせます。
安宿も密集しており、バックパッカー御用達のビルでもあります。
一体どんなところなのでしょうか??
今回は、2015年に『重慶大厦』のゲストハウスに宿泊したときの様子をご紹介します!
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一階から入ってすぐのところ。数々のテナントが入居しています。
名古屋のアメ横ビルのようです。
16階または17階建てで、5棟合体の構造となっています(A座~E座と呼ばれます)。
同じ階での横移動は基本的にできません。
一つの棟にエレベータは2基あります。片方が奇数階に停止し、もう片方が偶数階に停止するという仕様です。
私は、D座12Fのストロベリー ゲストハウス (Strawberry Guest House)という安宿に泊まりました。
安宿といっても、当時のレートで一泊3,000円くらい払った記憶があります。
香港は物価が高いですね!!
部屋はこんな感じ。
パッと見はきれいなのですが、安普請感がはんぱないです。
シャワーがなかなか温かくなりませんでした。
あと、洗面台の排水パイプがどこにもつながっておらず、使った傍から足元が濡れまくる謎仕様でした。
窓を開けるとこのような光景。いかにも香港という感じ。
裏手にはごみが大量に捨てられていました。
よく見ると奥に二人組の男が座っていますね。
ご飯屋さんも多くあります。インド系のものが圧倒的に多いです。
そういうわけでインド料理をいただきます。
カレーにナンにサモサにケバブ。とてもおいしい。
このカオスビル、犯罪の温床になるなど、治安の悪い一面もありますが、観光客も多く見られ、よほど深くまで立ち入らない限り危険はないと思います。
とはいえ、強引な客引きやスリ等には気を付けたいですね。
お金の両替もできるほか、スマホやSIMカードの調達も可能です。
歩いているとめちゃくちゃ声をかけられます。
ビルの入り口の前には常に人がウロウロ。
観光客を狙う、善人のふりをした悪人もいるので気を付けてください!
さて、香港の夜に繰り出していきましょう。
当時、どうやら私はビルの外観の写真は撮影していなかったようです。
そんなわけで、外観が気になる方は、お手数ですが、Googleで”重慶大厦”と検索願います。
いやはや、重慶大厦、なかなか愉快なビルでした。
九龍(クーロン)・尖沙咀(チムサーチョイ)地区のネイザンロード(弥敦道)と呼ばれる大通りに面しています。
中心街なので、どこへ行くにも便利な場所です。
気になる方はぜひ訪れてみてください!(または泊まってみてください!)
・泊まったストロベリー ゲストハウスはこちら ⇒ Booking.comのページに飛びます。
※ この記事は、2015年1月当時の情報です。
(また訪れたいなぁ。)
九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 - City of Darkness
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【香港から陸路でハノイを目指したときの記録です↓】
www.sekaiwotabi.com Chungking Mansions