日本国内には、いくつもの長距離フェリー航路があります!
北は北海道、南は九州まで、多くの地点が海路により結ばれています。
名古屋~仙台~苫小牧の約1,330kmの航路を結ぶ、それが太平洋フェリーです!
今回は、飛行機でも電車でも車でもない、フェリーによる旅の様子をご紹介します。
それでは早速、Bon voyage!
季節は冬。仙台からフェリーに乗り込みます。
今回は名古屋に向かいます。
12:50に出発して翌日の10:30に到着します。21時間40分の優雅な船旅です。
仙台港をゆっくりと離れていきます。
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私が乗っている船舶は「きたかみ」。
総トン数13,694t、全長192.5mの巨大フェリーです。
太平洋フェリーの船舶は全部で三種類あり、そのうちの一つです。
航行中もいつでも甲板に出ることができます(悪天候の場合は閉鎖の可能性あり)。
晴れているととても気持ちが良いです。
船内で買ったビールを片手によく散歩したもんですわ。
エントランスホールです。開放的な空間が広がっています。
モダンな基調でおしゃれ。
私が予約したのは写真のB寝台(洋室)です。
けっこう空いていて快適でした。
グレードによって値段も当然変わり、B寝台は下から二番目のグレードです(数千円!!)。
最もグレードが高いのは、バスタブ・シャワートイレ付の特等客室ですが、料金もそれ相応に。
さて、別の機会に乗船したときの様子もご紹介しましょう。
先ほどとは打って変わって、季節は夏です。
夕暮れ時の乗船です。
このときは、名古屋から仙台に向かう航路です。
日没の名古屋港。
19:00に出発して翌日の16:40に到着します。21時間40分の、これまた優雅な船旅です。
(所要時間は、名古屋行き・仙台行き共に同じ。)
甲板をウロウロ歩き回ります。
この船舶は「きそ」。総トン数15,795t、全長199.9m。
先に紹介した「きたかみ」の姉妹船です。
なかなか暗くなって参りました。
一たび出航したら、日の出までは真っ暗の海を進んでいくのみです。
エントランスホールです。「きたかみ」と同じく開放的な空間が広がっています。
パルクールができそう。
おなかが空いたのでビールとピラフをむしゃむしゃ。
本当はレストランでバイキングの夕食があったのですが、船内の散歩に夢中で、気付けば受付終了していました。
苫小牧をフェリーで結んでいることから、船内では北海道限定のサッポロクラシックを購入することができます。
サッポロクラシック、最高においしいですよね~。
翌朝、私は太平洋上にいました。
本当は甲板から朝日を眺めようと思っていたのですが、思い切り寝坊しました!
もうとっくに日は昇りきっていました。アーメン!
「きそ」と書かれた浮き輪。
他の船にも遭遇します。奥に見える陸地は日本です。
青空の下、甲板を散歩します。とても気持ちがいいですね!
やはり船旅はいいですわ!まったりできて、とても。
ギラギラと輝く海面。
入道雲がモリモリと天空に伸びています。夏です。まるで天気の子のよう。
さて、太平洋フェリー乗船中のイベントの一つが、フェリー同士の「すれ違い」です。
名古屋~仙台間で見ることができます。時刻にして14:30頃。
たくさんの人たちが甲板に出ていました。
どんどんと接近してくる姉妹船。
向こうの船は、仙台→名古屋の航路です。
大きなフェリーが大海原を邁進する様子は迫力満点。
「いしかり」と書かれているのが分かりますね。太平洋フェリー三姉妹、最後の一角です。
フェリー同士はかなり近くまで接近します。
向こうの甲板で手を振る人たちが確認できるほど。
ダイナミックな「すれ違い」ショーは太平洋フェリーならでは。
「すれ違い」を終え、姉妹船の「いしかり」は颯爽と去っていきました。
さて、あと約2時間で我々も仙台に到着です。
いかがでしたでしょうか。
船内には、レストランはもちろん、展望大浴場やカラオケ、バースタンドなど、さまざまな設備が充実しています。
シアターラウンジでの映画上映やショー、コンサートのほか、ピアノステージでの生演奏など、楽しい船旅を演出するイベントも盛りだくさん。
なお、今回ご紹介していない航路「苫小牧~名古屋間(仙台経由)」は、39時間30分の所要時間です。
自やバイクと共に旅するもあり!
皆さんも、旅の移動手段として、長距離フェリーを選択してみては?!
○太平洋フェリー 公式Webサイト ⇒ http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/
・運賃・割引 ⇒ http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/unchin/index.html
※ 乗船日の28日前までの予約・購入で最大50%OFF!! とてもお得です。
・航路・ダイヤ・のりば → http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/koro/index.html
・船舶の紹介 ⇒ http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/senpaku/index.html
○太平洋フェリー以外にも、たくさんの長距離フェリーがあります!
・日本長距離フェリー協会による航路案内 → http://www.jlc-ferry.jp/kouro.html
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