緊急事態宣言ど真ん中の東京からお届けします。
室内で過ごす時間が増え、飲酒の量まで増えている方はいませんか？
そうです、私です！！
運動不足と飲酒量増大のダブルパンチで太りそうな予感しかしません。皆さんも飲み過ぎには注意しましょう。
さて今回は、国内で見学できるサントリーのウイスキー蒸溜所を2か所ご紹介します！大阪にある山崎蒸溜所と山梨にある白州蒸溜所です。
（ほかのメーカーの蒸溜所もあるのですが、今回はサントリーに焦点を当てています。）
ジャパニーズウイスキーの筆頭である「山崎」や「白州」はどのような場所で作られているのでしょうか？
それでは早速参りましょう！
日本最古のウイスキー工場”山崎蒸溜所”
まずは大阪にある山崎蒸留所(やまざきじょうりゅうしょ)から。なんと日本最初のモルトウイスキー蒸溜所（1923年開設）です。
一生分のウイスキー（どれも貴重）がここにあると思うとゾクゾクしますね。
山崎ウイスキー館では、様々な展示やショップ、有料テイスティングを自分のペースで自由に楽しむことができます！
それだけでは物足りないという方は有料ツアーに参加しましょう。スタッフによる案内付きで、製造工程を見学することができます！ ※無料テイスティング付き。
写真はポットスチル（単式蒸溜釜）。通常これで2度蒸溜されます（初溜、再溜）。
山崎蒸溜所では全部で16基が稼働しています。素敵なフォルムですよね～。
※右下はレプリカです。
貯蔵庫です。蒸溜されたモルト原酒の詰まった樽がずらり！圧巻！
長い時間をかけてゆっくりと熟成し、深い味わいになるというわけです。
ウイスキーの熟成過程では蒸発して量が少なくなりますが、これは昔からの言い伝えで「天使の分け前」と呼ばれています。なんてロマンチックなんでしょうか。
サントリーの主力モルトウイスキーである「山崎」はここから誕生しています。
一朝一夕では生まれ得ない味わい。脈々と受け継がれる思いがここにはあります。う～ん、感慨深い。
有料テイスティングでは、世界のウイスキーや原酒などの限定品も含め、多くの種類を楽しむことができます。そしてお店よりも格安なのがありがたい！
山崎や白州の12年ものはシングルのショット(15ml)で200円！25年物でも3,000円しません。
何十年物のウイスキーを低価格で試飲できるのは、はっきり言って至高ですね。飲みすぎ注意です！
■アクセス：JR山崎駅、阪急大山崎駅からそれぞれ徒歩約10分
（訪問：2015年夏）※ツアーは事前の予約が必要です！
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森の中にある”白州蒸溜所”
続いては山梨にある白州蒸溜所(はくしゅうじょうりゅうしょ)へ。森の中にある蒸溜所です。
山崎蒸溜所と同じように、自分のペースで自由に回る方法と有料のツアーに参加する方法があります。
貯蔵庫は立体倉庫化。なんかハイテクでかっこいいですねぇ。
まるで映画「CUBE」の立体構造のようです。
ピタゴラスイッチのような模型がありました。
私はこういうのずっと眺めちゃう派です。
ウイスキー博物館では、シングルモルト「白州」の誕生についてだけでなく、世界のウイスキーの文化や歴史について学ぶことができます。
製造工程見学後のテイスティング！（ツアーに含まれています）
白州ハイボールうますぎでござる。パンフレットの緑が爽やかで素敵。
無料テイスティングだけでは消化不良なので、有料テイスティングでもウイスキーを楽しんじゃいましょう。
山崎蒸溜所と同じく、豊富な種類、激安価格！
4種類の白州を飲み比べしてみました。白州：100円、白州12年：200円、白州18年：500円、白州25年：2,400円。白州25年、激ウマだったなぁ……。今でも舌で味を思い出すことができます。
■住所：〒408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
■アクセス：JR小淵沢駅からタクシーで約15分（3～11月の土日祝は無料シャトルバスも運行しています）
⇒ サントリー白州蒸溜所(山梨県北杜市)｜ウイスキー蒸溜所見学
（訪問：2014年夏）※ツアーだけでなく自由見学も事前に予約が必要です！
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
サントリーでは他にも知多蒸溜所などのウイスキー蒸溜所があるのですが、見学することはできません（知多蒸溜所では、グレーンウイスキー「知多」などが作られています）。
なお見学では、子連れの家族も多く見ました。ソフトドリンクなども用意されているので、お酒が飲めない方でもじゅうぶん楽しめると思います！
ウイスキーの試飲だけでなく、サントリーの創業者である鳥井信治郎や、ニッカの創業者である竹鶴政孝の歩んだ歴史も必見です。
今回はサントリーの蒸溜所をご紹介しましたが、日本国内には他にも見学できる蒸溜所がまだまだあります！
マッサンで注目を浴びたニッカウヰスキー工場の見学模様なども、追って記事にしたいと思います。
また、日本国外の蒸溜所も！乞うご期待（？）
■サントリーではビール工場やワイナリーの見学も！
※記事中の試飲の金額は訪問時（増税前）の金額のため現在は変更になっている場合があります。
※4月14日現在、新型コロナウイルス感染症に伴い両蒸溜所とも当面見学は停止するようです。最新の情報はそれぞれのWebサイトでご確認ください。
⇒ 製品紹介 サントリーウイスキー ウイスキー・オン・ザ・ウェブ
ちなみに完全に余談ですが、私は学生時代にバーテンダーのアルバイトをしておりまして、そのとき「白州」を「しらす」と呼ぶお客さんが稀にいました。正しくはもちろん「はくしゅう」ですので、皆さんはお間違えなく。バーで「しらすのストレート、シングルで」はけっこうハズいです。
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