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【昭和の遺産】中銀カプセルタワービル

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皆さんごきげんよう

私は、昭和の時代に建てられたシブいビルが大好きです。”古い”という言葉で片付けてしまうのはあまりにも勿体ない!21世紀のスタイリッシュさにはない魅力があります。

今回取り上げるのは、東京にある中銀カプセルタワービル。中銀は”なかぎん”と読みます。昭和47年に生まれたイカすビルです。

エネルギー溢れる高度経済成長期に生まれた、前衛的で近未来的なデザインがそこにはありました。

前置きはそこそこに、早速参りましょう!

 

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ここは新橋交差点。新橋駅からすぐの場所です。てくてく歩いていきましょう!

 

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首都高の汐留出入口。目指すビルはこの近くです。

 

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現れました!ありきたりなビルの中に不思議な外観のビルが一つ。中銀カプセルタワービルです。

 

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中銀カプセルタワービルは1972年に完成。建築家である黒川紀章によって設計されたカプセル型の集合住宅で、新陳代謝を意味する”メタボリズム”の代表的建築です。

まさにカプセルタワーの名に相応しい外観をしていますね。

 

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一つひとつの部屋(カプセル)は取り外しが可能。年数が経っても、カプセルが交換されることにより、建物は新しい状態を保ち続けることができるとされました。まさに新陳代謝の体現です。

しかし実際は(技術的には可能であるものの大変困難であるため)交換されたことはないようです。

 

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テトリスを積み上げたような外観。あるいはジェンガ

漂う無機質感がたまらないねぇ。昭和の近未来感がむんむんだ。

 

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中銀カフセルタワーヒル?? 色々取れて丘になっちゃってますが。

不揃いな文字にも愛嬌を感じます。

 

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ちなみに集合住宅としてはまだまだ現役。実際に人も住んでいます。カプセル暮らしをしている人たちがいるのです。いいなぁ。

 

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住人以外は立ち入り禁止なので、今回は外観のみです。

内部の様子が気になる方は、ネットで検索してみてください。めちゃくちゃ素敵ですよ。スタンリー・キューブリックの映画に出てきそうな感じですよ。

もしくはリュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」で主人公のブルース・ウィリスが住んでた部屋みたいな感じ? とにかくエモいですよ!

 

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立方体の部屋に円形の窓が一つ。

 

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首都高を挟んで対岸から。周囲のオフィスビルやマンションと比較するとただならぬ雰囲気を感じますね。知らない人が見たら「あれは……なんだ??」ってなりそう。

 

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まるで巣のよう。あるいは細胞のよう。

 

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振り返ると、周囲には近代的なビルが立ち並んでいました。

 

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近未来の象徴だった中銀カプセルタワービルは今日も健在です。

 

場所を貼っておきましょう。かなりの一等地に位置しています。

■住所:〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目16−10

新橋駅から歩いて10分以内です。ちなみに新橋には他にもシブいビルがたくさん!!

 

おわりに

さて、いかがでしたでしょうか。素敵なビルだと思いませんか?

中銀カプセルタワービルは50年選手老朽化などが懸念され、建て替え問題も浮上していますが、まだ方針は決まっていないようです。

ちなみに内部の見学ツアーなんかも時たま行われているようですので、気になる方は調べてみてください。私も機会があれば参加したいです。

なおシブいビルシリーズは続きます!乞うご期待ください!

 

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