群馬県の土合駅(どあいえき)は日本一のモグラ駅として有名です!
下りホームは地下の新清水トンネル内にあり、駅舎に向かうには、462段の階段を上らなくてはいけません。
地中に広がる、JRの駅とは思えない異空間。
早速向かってみましょう!
東京からアプローチ!地下70mの下りホームへ!
さて、東京からアプローチしましょう。
上野東京ラインに乗り込み、群馬方面へ!
東京から在来線で4時間弱、土合駅に到着しました。水上駅から二駅目が土合駅です。
東京方面からアプローチした場合は、この下りホームに到着します。
ただひたすらにトンネル。吸い込まれそうです。
まるでマトリックスでネオが迷い込んだ空間のようです。
待合室にあったノート。
まるで核シェルターのようです。
一緒に降りた乗客が複数組いたのですが、皆さん既に階段を上ってしまいました。
ポツンと取り残された私。
これが462段の超ロング階段だ!
出ました~!土合駅の名物、超ロング階段!
これこれ~、これを求めてやって来たんですよ。
下りホームから駅舎までの階段は338メートル・462段あります!高低差は70.7メートル!
どーん!正面から。出口は遥か彼方。
普段通勤に使ってる駅がこんな感じだったらどうしますか?みなさん。
ようこそ「日本一のモグラ駅」へ!!
概要は写真のとおりです!
角度はこのくらいです。わりと緩やか。
ちなみに端っこのスペースは、エスカレーターの設置を想定して設けられたとのことです(しかし現在まで導入予定はありません)。
SFとかに出てきそうな不思議な光景。
政府が秘密裏に建造した謎の地下施設!
中腹っぽいところで振り返ってみました。気が遠くなりそうです。
上り切った先はこんな感じです。雪のシェルターっぽくなっていました。
地上の明かりがとても眩しい!
扉に労われました。しかしまだ改札出口までは143メートル(2か所の階段・24段付き)あります!
こんな感じの通路が。
サイコスリラー映画で主人公が最後地上に脱出するときの光景に似ているな(?)
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かつては有人駅だった駅舎
バトルロワイヤルの舞台かのような無機質な駅舎に辿り着きました。
長い道のりでした。
なんとこのモグラ駅、かつては有人駅でした。これはそのときの名残。
(今ではもちろん無人駅です。)
遭難多発!!
登山客も多いこのエリア。
かつてのきっぷ売場には、カフェが展開されていました。
お手洗いは新しめでかなりきれいでした。
お手洗いのクオリティはけっこう重要ですよね。
自他共に求める日本一のモグラ駅!
駅舎の外観。尖がっていますねぇ。
広々とした駐車場。けっこうな台数が停められるようになっています。
土合駅の周辺を散歩してみよう!
さて、土合駅の周辺には何があるのでしょうか?
少し散歩してみましょう。駅舎から出て、向かって右手に進んでみます。
ちなみに頭上にあるのが先ほど通ってきた通路です。
踏切を越えてカーブを曲がると…
滝がお出迎え!こちら、湯吹きの滝という名前が付いています。
ちなみにさらに歩み進めると谷川岳ロープウェイに着きますが、今回はすぐに東京に戻るためカット。
ちなみに駅舎から出て左手に進んだ場合は、お菓子の家に辿り着きます。
駐車場には、関東一の大かまくらがありました。
確かにでかいですが、何とも言えない感じが漂っています…
周辺には朽ち果てた廃墟も。
雪国の廃墟は早く崩れ落ちがち!
土合駅の周辺探索は以上!
地上の上りホームで東京に帰ろう
さて、再び土合駅です。古い駅舎に不釣り合いな新しめの案内サイン。
1番線(下り)⇒ 越後湯沢・小出・長岡・新潟方面
2番線(上り)⇒ 水上・高崎・大宮・上野方面
1番線(下り)が地下(モグラ)ホーム、2番線(上り)が地上ホームです。
2番線(上り)の地上ホーム。こちらは打って変わって普通!!
ここで東京に帰る電車を待ちます。風が冷たい。
海抜665mに位置する土合駅。
東京スカイツリーのてっぺんの海抜よりも高い!!
湯檜曽と土樽ってどちらもゴールデンボンバーに居そうな名前だなぁなんてことを思いながら、私はホームに佇むのでした。
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
東京から在来線で4時間弱…皆さんもぜひ日本一のモグラ駅を体験してみてください!
土合駅に訪れること自体が観光です。笑
なお電車の本数が少ないので要注意!下手すると核シェルターにお泊り、なんてことになりかねません~。
ちなみに余談ですが、川端康成の雪国の冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の長いトンネルとは、JR上越線の清水トンネルのことで、初めに汽車が止まった信号所は現在の土樽駅(土合駅の隣)です。
さらに余談ですが、1967年に新清水トンネルが開通した以降、清水トンネルは上り線用となったため、現在では小説のとおりに清水トンネルを越えて「雪国」を訪れることはできなくなっています。
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