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【アイルランド独立の歴史を伝える】キルメイナム刑務所を見学しよう!

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皆さんごきげんよう

今回は、アイルランドの首都ダブリン市内にあるキルメイナム刑務所を見学したときの様子をご紹介します。

キルメイナム刑務所は、かつて刑務所として使用されていましたが、現在は博物館となっており、ガイドツアーでの見学が可能です。

アイルランド独立の歴史を語る上で重要な意味を持つ場所です。

それでは早速参りましょう!

Kilmainham Gaol, Dublin, Ireland

 

キルメイナム刑務所とは

キルメイナム刑務所は1796年に開設されました。

1924年に閉鎖されるまで、多くの囚人たちが収監されました。

 

19世紀のアイルランドでは飢饉が頻繁に起こっていました。

1845年から1849年にかけてのジャガイモ飢饉では100万人以上が亡くなりました。

飢饉の中、食料を求めて、わざと窃盗等の軽犯罪をして捕まる人もいました。

 

刑務所のキャパシティは限界でした。小さな独房には5人まで収容されました。

極寒と暗闇の中、彼らに支給されたのは、1本の蠟燭でした。

たった1本の蝋燭で2週間を過ごさなければならなかったといいます。

 

またキルメイナム刑務所は、アイルランド独立の歴史とともにありました。

アイルランド独立を求め武装蜂起した多くの革命家が収容・処刑されました。

 

1916年に起こったアイルランド最大の反乱「イースター蜂起」の指導者であったジョゼフ・プランケットは、処刑される数時間前に、婚約者グレース・ギフォードと刑務所内の教会で挙式しました。

処刑される直前に、10分間だけ二人の時間が与えられたそうです。

ジョゼフ・プランケット、享年28歳。残されたグレース・ギフォードは独身のまま67歳で生涯を閉じました。

 

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ガイドツアーで見学へ

キルメイナム刑務所では、ガイドツアーに参加することで内部の見学ができます。

ちなみにこの写真は、ガイドさんが指した方向を参加者が一斉に振り向いた先に、逆方向にカメラを構える私がいたの図です。

 

この手のツアーでは最後尾にいがちな私です。

できれば人が去った後で写真を撮りたいからなんですね~。

 

キルメイナム刑務所のメインホール。

なかなか圧巻ですね。映画に出てきそうな感じ…。実際いくつかの映画のロケ地になっているそうです。

 

いいですね~、この螺旋階段。素敵。

 

人が去った後の様子を撮りたい。

そう考える方が私以外にもいました。

 

さきほどの女性が去った後で、私もパシャリ。

シンメトリーな感じが良きですねぇ。

 

ここは革命家が処刑された場所

刑務所の中庭的なところ。

 

処刑場

途中で触れたジョゼフ・プランケットもこの場所で銃殺されました。

写真では分かりづらいですが十字架が立てられています。

 

1916年のイースター蜂起の指導者が処刑されたことを示すプレート。

 

脱走に使えそうな突起。

シルベスター・スタローンならここを足掛かりに盛大に外界へダイブしそうだ。

 

多くの歴史と物語が詰まったキルメイナム刑務所を後にします。

大変有意義なツアーでした。

 

おわりに

さて、いかがでしたでしょうか。

本来の役目を終えた刑務所は、現在、アイルランド独立の歴史を伝える新たな役割を担っていました。

歴史を学べる価値のある場所なのはもちろんですが、建物自体も見応えのある立派なものでした。

ダブリンを訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

ガイドツアーの予約は公式Webサイトから ⇒ https://kilmainhamgaolmuseum.ie/

(自由見学はありません。訪れる際は必ず予約を!)

 

■住所:Inchicore Rd, Kilmainham, Dublin 8, D08 RK28 アイルランド

ダブリン中心部からは3~4km離れており、バス&徒歩で20~30分、徒歩のみで40~50分くらいかかります。

(私は歩いていきました。)

 

 ショーシャンクの空に

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