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【世界一厳しい?イスラエルの入国審査】ヨルダンから陸路で移動

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皆さんごきげんよう

ヨルダンからイスラエルに陸路で移動しました。

渡ったのはヨルダンのアカバイスラエルエイラートの間にある国境で、ヨルダン側では「Wadi Araba Crossing」と、イスラエル側では「Yitzhak Rabin Crossing」と呼ばれています。

The Wadi Araba Crossing or Yitzhak Rabin Crossing, an international border crossing between Aqaba, Jordan and Eilat, Israel

 

 

国境の町、ヨルダン「アカバ

ヨルダン南部に位置するアカバイスラエルと国境を接する町です。

写真は泊まったホテルの前のストリート。

本日はここからスタート。

まずはタクシーで国境まで向かい、そこから徒歩でイスラエル入国を目指します。

 

アカバはヨルダンで唯一海に接するリゾート地です。

海沿いの道路の両サイドにはヤシの木が立ち並び、南国的ムードがほとばしっています。

 

バックパックを背負っててくてく歩いていると、タクシーの運ちゃんに声をかけられ、料金交渉して乗車。

15JDから9JD(当時のレートで約2,850円から約1,700円)まで値切ります。

 

海外でタクシーに乗る際は、目的地にちゃんと向かっているかどうか、移動中もGPSで確かめます。

 

目的地のボーダーに到着しました。

大きな建物は見当たらず、ゲートと最低限の施設があるだけの、シンプルな雰囲気です。

 

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世界一厳しい?と噂のイスラエル入国審査へ

しんとした静けさの漂う小綺麗な廊下をゆきます。

 

免税ゾーンがありました。置いてあったのはお酒とたばこ。

 

パスポートを提示したり荷物を見せたり質問に答えたり…

その都度よしなに対応しながら、進んでいきます。

 

歩行者専用通路みたいになっていました。誰もいねぇ

 

振り返ると「WELCOME TO JORDAN」と書かれたゲート。

 

陸路での国境越えはなんか毎回テンション上がるんですよね。

島国の日本人だからゆえでしょうか。非日常感があります。

 

この付近で、女性のイスラエル兵?に「写真撮ってたよね。スマホ見せて。写真消して」と声をかけられる事案が発生しましたが、「この一枚だけしか撮ってないよ」と説明したら消さずに済みました。

 

イスラエルの入国審査は世界一厳しい?ことで有名です。

私も最終的には無事に入国できたものの、噂通り?なかなかに骨でした。

荷物検査では、お前は何か武器のようなものを持っているな?と、かばんの中身をかなり細かくチェックされました。

そのとき私はクレオパトラ石鹼(計12個)を持っていたのですが、どうやらそれが武器に見えたらしいです。(いやいやこれ石鹸だから!と力説しました。没収されたらたまりません。)

パスポートコントロールでの質問攻めもしんどかったです。(パスポートコントロール以外の場所でもやたらと質問が多かったです。)

 

以下、パスポートコントロールで受けた主な質問です。(順不同)

名前。一人か。ヨルダンには何日いたのか。ヨルダンではどこに行ったのか。イスラエルではどこにいくのか、何日いる予定か。イスラエルの後はどこに行くのか(この質問に対して、特に決めていない、帰りの航空券なども予約していない、と正直に伝えてしまい、若干ややこしい展開に。結果的に何とかなりましたが失敗でした。適当に日本に帰るとか言っておけば良かったです)。イスラエル入国の目的。仕事は何をしているのか。イスラエルには仕事を探しに来たんじゃないのか。(エルサレムに行くと伝えると)パレスチナにも行こうと思っているんじゃないのか。ガザに行こうとしているだろ。(パレスチナには行かないと答えると)なぜ行かないのか。ヨルダンに知り合いはいるのか。イスラエルに知り合いはいるのか。ヨルダンでは誰かと会ったか。誰かから何か預かっていないか。イスラエルでは誰かと会う予定はないか。イスラエルではどこに泊まるのか。予約の画面を見せろ。現金いくら持っているか。…など

かれこれ30分以上は問答していたと思います。何の気なしに答えた内容への深掘りがきつく、すんごい疲れました。

 

イスラエルに入国

厳しい審査を無事に抜け、イスラエルの大地に足を踏み入れる。

ヨルダン側と景色は変わらないが、既に別の国。

陸路での国境越えは、ここが実に不思議な感覚なんですよね。

地続きなのに、ひとたび国境を越えると、そこは別の世界という。

人間が勝手に決めた境界線で、文化や価値観がガラリと変わるのが面白い。

 

だべっていたタクシーの運ちゃんに声をかけ、乗車。

市内バスステーションまでの料金を尋ねると、15USDとのこと。(新シェケルまたはUSDが使えるようでした。)

料金交渉には応じてくれませんでした。

(嫌なら乗るな、というスタンスでした。)

 

バスステーションの傍にある交差点で降ろされました。

小綺麗な町並みです。

 

レストランにはためくイスラエルの国旗。

さっきまでいたヨルダンとは別世界であることを改めて教えてくれます。

無事にイスラエル入国できて一安心。

これから国内を北上します。

 

おわりに

さて、いかがでしたでしょうか。

世界一厳しい?イスラエル入国模様をお伝えしました。

その評判は伊達ではなく、めちゃくちゃ質問攻めにあいました。

甘い回答をするとすぐ突っ込まれるので、なかなか気が抜けませんでした。

最終的に無事に入国できて良かったです。

 


※2024年11月現在、日本の外務省は、イスラエル全土の危険度レベルについて、退避勧告ないし渡航中止勧告を発出しています。

※本記事でご紹介した国境地域も渡航中止勧告が出ています。国境が封鎖されている可能性も十分に考えられますので、最新の情報は皆さまご自身でご確認ください。

 

The Wadi Araba Crossing or Yitzhak Rabin Crossing

(移動:2023年5月)

 

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