皆さんごきげんよう。
今回は、台湾・台北の街角で気になるビルを見つけました。
台北駅からほど近い中山北路に位置する「中央大樓」です。
交差点の一角を埋める巨大なレトロビル。
ただの雑居ビルで片付けることのできない存在感がそこにはありました。
台北のモンスター雑居ビル「中央大樓」へ
台北駅からほど近い場所、行政院のある角、中山路と忠孝路の交わる交差点に、ひと際目立つ巨大雑居ビル「中央大樓」があります。
かつての大名古屋ビルヂングを髣髴とさせる横に長い形状が特徴的です。
ただレトロさは圧倒的にこちらの勝ちか。
近くには近代的なビルが立ち並ぶ中、異彩を放ちまくる中央大樓。
壁のようにそびえるビル。
一部の面が微妙に曲線的で凹んだ感じになっているのが分かります。
なかなか珍しいデザインですよね。素敵。
ビルの真下を歩いてみるとこんな感じ。
ちなみに交差点を挟んで中央大樓の向かいには、台湾の五権分立の一端を担う監察院の建物があります。
日本統治時代の1915年に建てられた歴史的建造物です。当時は台北州庁舎でした。
台湾総督府などを手がけた森山松之助による建築です。
内部の見学もできるようなので、またの機会に改めてちゃんと見てみたいですね。
(今回は時間の都合上パスしました。)
中央大樓の傍に林立するビルたち。
その中でもやはり圧倒的存在感の中央大樓。
香港のモンスターマンションや重慶大厦に通ずるものを感じます。
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1970年代に建てられた要塞
中央大樓-台北市中正區| 最新實價登錄行情 │ 5168實價登錄比價王
↑のサイトを見ると、2024年で築49年とあるので、1975年頃に建てられたのでしょうか。
日本でもコンクリート製のビルヂングがバンバン建てられていた時代ですね。
(先のサイトからの引用スクショ)
平均坪単価は78.5萬台湾ドル(本記事を書いている時点で約365万円)とあります。
一戸最低でも10坪程度とすると、約3,650万円~といったところでしょうか。
この道路は忠孝西路と呼ばれています。
台北駅に面する、台湾でも主要な道路の一つです。
先ほど一瞬触れた監察院の建物をのぞむ。
ここは中山南北路と中孝東西路の交差点。
渋い外観。
ちょこちょこある剝き出しの室外機がいい味出してます。
一階には郵便局がありました。
他には美術学校などさまざまな店舗がテナントに入っているようです。
建物内部の様子も気になりますが、あまり寄り道している時間がなく今回はここまで。
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
今回は台湾にあるモンスター雑居ビル「中央大樓」を訪れました。
古いビルはいつ建て替えになるとも分からないので、行けるときに行っておくのが吉ですね。
シブいビル好きにはたまらない物件だと思います。
皆さんも台北旅行のついでにぜひ! 台北駅から歩いて行けます。
★中央大樓
住所:臺北市中正區中山北路一段
(訪問:2024年9月)
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