バルト三国・エストニア(Estonia)に続き、今回はラトビア(Latvia)です。
首都であるリガ(Riga)の旧市街「リガ歴史地区」は、世界遺産に登録されています。
その美しさは、”バルト海の真珠”と讃えられるほど。
"バルト海の真珠"……いったいどんな素敵な街並みなのでしょうか。
早速参りましょう!
エストニアからバスに乗り、国境を越え、やって来ました。
ホステルに泊まり、翌早朝からリガの街の探索スタートです。
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2月です。冬の朝。澄んだ空気が気持ちいいです。
一日の始まる気配がします。
旧市街に向かって歩いていきます。
まず初めに目に入ったのは、救世主生誕大聖堂(Riga Nativity of Christ Cathedral) です。
大きな公園(Esplanāde)の一角にあります。
玉ねぎのような形の屋根が特徴的なロシア正教会の大聖堂です。
何やら広場に出ました。大きなモニュメントがそびえ立っています。


このモニュメントは、自由の記念碑(Brīvības piemineklis)です。
ラトビア独立戦争(1918-1920)の戦死者を追悼するものです。1935年に完成しました。
高さは42メートル。碑文には、「祖国と自由のために」と刻まれています。
右側の像は、ラトビアの詩人ライニス(Jānis Rainis)。
広場を越えると旧市街地です。
旧市街地はハンザ同盟時代の街並みがよく残されており、中世ドイツ感が抜群です。
※ハンザ同盟とは、中世後期にバルト海沿岸の商業都市間で結成された都市同盟です。


聖ペテロ教会(St. Peter's Church)です。
この教会、13世紀からこれまでの間に、何度も損傷の憂き目にあっています。
理由は、火災や落雷、戦争などさまざま。しかしそのたびに復活を遂げてきました。
これまでの詳しい損傷の歴史はこちらをご覧ください。 ⇒ 英語のサイト
(これでもかというほど壊れまくっており、悲しくなってきます。)
てっぺんに登ってみました。眼下に広がるのは、まさしく”バルト海の真珠”!
冬なので彩度が弱い感じもしますが、それでも十分にきれいです!
リガの街並みの面白いところは、ロマネスク、ゴシック、バロックなど、さまざまな建築様式が混在している点です。
また、アール・ヌーボー調の建築物がたくさんあるのも、楽しめるポイントの一つ。
ちなみにアール・ヌーボーとは??
- 19世紀末から20世紀初頭にかけ、欧米各地で一斉に流行した装飾様式。多用されるしなやかな曲線と曲面に特色がある。「新しい芸術」を意味するこの名称は、1895年末に美術商サミュエル・ビングがパリに開いた店の名「アール・ヌーボー」に由来する。ビングの店はベルギーのバン・デ・ベルデによって豊かに装飾されたうえ、新時代の到来を思わせる工芸品を展示した。 出典:日本大百科全書(ニッポニカ)
市内を流れるダウガヴァ川は、古くから交易に利用されてきました。ロシアに水源を持ち、ベラルーシ、ラトビアを流れ、リガ湾よりバルト海に注ぎます。
全長はおよそ1,020km。ちなみに、日本で一番長い川は、信濃川の367kmです。
ヨーロッパの川はスケールがでかいですね!
ダウガヴァ川とは逆方面を。めちゃくちゃ分かりづらいですが、真ん中よりちょっと左上のところに、自由の記念碑が写っています。
しかしめちゃくちゃ寒いです。
冷たすぎる強風が身体を突き刺します。カメラを持つ手がかじかみます。


聖ペトロ教会の内部です。冷えた身体を解凍します。
解凍完了! 再び散歩していきます!
さて、この記事は【後半】へと続きます!(写真の枚数が多いため、分けました。)
観光情報等のまとめは【後半】にあります。ぜひ、引き続きご覧ください。
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