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【エストニア】世界遺産”タリンの旧市街”を雪の中散歩してみた。【前半】

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今回は、バルト三国の一つ、エストニア(Estonia)の首都”タリン(Tallinn)”を訪れました。

時系列的には、スウェーデン(Sweden)からバルト海を渡るという記事の後です。

タリンは、バルト海フィンランド湾に面した、東京23区の4分の1ほどの広さの都市です。

人口はおよそ42万人ほど。エストニアの全人口のおよそ3分の1がタリンに住んでいます。

 

フィンランド湾を挟んで向かい側には、フィンランドの首都ヘルシンキ(Helsinki)があります。

南はラトビア、東はロシアと国境を接しています。

 

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早速、街なかをぷらぷらしてみましょう。

訪れたのは1月下旬。真冬です。平均最高気温-2.9℃、平均最低気温-8.2℃。

日本でいうと稚内と同じくらいの気温ですかね。

 

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曇天です。

陰鬱としたこの様子、まさにヨーロッパの冬という感じです。

 

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寒いせいか、あまり人が歩いていません。

ここはけっこう大通りっぽいですが。

 

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さて、少し歴史について触れましょう。

12世紀まで、エストニアを含むバルト地方は、キリスト教化されておらず、(西側の人たちにとって)未開の地でした。

 

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13世紀、デンマーク人が進出。以後、ドイツ人、スウェーデン人へと支配が移っていきます。

 

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18世紀初頭、およそ20年続いた大北方戦争終結すると、エストニアはロシア領となります。

1918年にロシア帝国から独立を果たしますが、第二次世界大戦の勃発後、ソ連に再び併合されます。

 

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その後、エストニアは、1991年に独立を回復しますが、ソ連の構成国の一つとして歩んだそれまでの数十年間は、民族主義の弾圧とロシア化の歴史でした。

 

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独立回復後は、西側資本の流入等もあり、タリンは急速な経済成長を遂げます。

IT産業に特に強く、Skypeが生まれたのもタリンです。

 

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タリンの旧市街は、”タリン歴史地区”として世界遺産に登録されています。

時を遡ることおよそ800年前。1219年に、デンマーク王であったバルデマール2世が城を築いたところから、歴史は始まりました。

 

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旧市街をぐるりと取り囲む、タリンの城壁です。建築が始まったのは14世紀。

長さは1.9kmにも及び、20もの塔を持ちます。

写真は、左手がNunnatorn(修道女の塔)で右手がSaunatorn(日本語だと、サウナ塔?)です。

 

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20の塔が現存しています。全盛期は46もの塔がありました。

なかなかかわいい感じですが、その役割は、侵略者に対する防衛でした。

Wikipediaの英語のページに、塔の一覧があったので、貼っておきます。

 

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塔は上ることができます。城壁に沿って通路を歩いていきましょう。

 

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左側の屋根にはべりつくように存在するはしご、すごいですね。足滑らせたら一巻の終わりです。

 

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横に位置する塔を眺めます。右の写真は、面白い空間だな~と思って撮りました。

夏場はBBQとかできそうですよね。

 

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塔のなかです。

 

さて、この記事は【後半】へと続きます!(写真の枚数が多いため、分けました。)

観光情報等のまとめは【後半】にあります。ぜひ、引き続きご覧ください。

⇒【後半へつづく】

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