皆さんごきげんよう。
香港からハノイまで陸路で行ってみようと思いました。
飛行機を使えば2時間ほどで着いてしまうのですが、あえて陸路でハノイを目指します。
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香港 ⇒ 深圳(深セン)
早速、香港を脱出しましょう。まず目指すは深圳(深セン)。
MTR(地下鉄)を使って行くことができます。
市内の適当な駅から東鉄線(水色の線)に乗り、羅湖駅(らこうえき)を目指します。
なお、東鉄線には、落馬洲(らくばしゅう)行きの支線もありますのでご注意を。
(実際は、落馬洲からでも入国できるのですが、深セン駅に出たかったので、今回は羅湖をチョイス。)
羅湖駅に着いたら、香港の出国&中国への入国を済ませます。
(香港は中国の一部とはいえ、行き来にはパスポートの提示が必要です。)
人の流れ&看板に沿って歩いていけば、迷うことはありません。
羅湖駅の目の前は、深セン駅です。でかい!
この無駄な巨大さ。ザ・中国という感じですね。
高層ビルがにょきにょき生えています。経済発展を続ける中国のエネルギーを感じます。
ちなみに、こちらは深セン駅前のシャングリ・ラ ホテル一階の喫茶スペースです。
Wi-fiをつなげる場所はどこかないかと探し歩いた結果、辿り着きました。
なんでもいいから購入すれば使ってもよいと言われたので、一番安いチョコを適当に購入。
お姉さんにめちゃくちゃ笑われましたが、Wi-fiは無事使えました。
皆さんも深センでWi-fiの接続場所に困ったら、こちらへどうぞ。⇒ シャングリ・ラ ホテル
深セン ⇒ 南寧(なんねい)
さて、深センの次は、南寧(なんねい)という都市を目指します。
広西チワン族自治区の首府である南寧は、深センから700kmほど離れています。名古屋~仙台間くらいですね。
深セン駅の建物の一階に旅行代理店があります。南寧行きを早速購入。(南寧は、簡体字だと南宁です。)
190元でした。(当時の日本円で3,500円ほど)
(印字がずれていますが、票价と書かれたところが運賃です。)
文錦渡バスターミナルから南寧駅まで。
出発時刻は明日の19:00。今夜は深センに一泊します。
(深圳潮海酒店というホテルに泊まったのですが、廊下で男と女が真夜中にずっと口論をしていて、めちゃくちゃうるさかったです。)
~~翌日~~
さて、時刻は18:30。バスの出発まで30分ほどです。
どこから乗ったらよいのかよく分からなかったので、チケットを購入した旅行代理店の前に行ってみると、「おそい!もうバス出ちゃうよ」的な感じで怒られました。
駅前にはやく行け!と言われたので、急いで駅前のバス乗り場っぽいほうへ向かうと、やって来たのはめっちゃ小さいマイクロバス。
これで南寧まで?と一瞬思いましたが、そんなわけありませんよね。
10分ほど走ると、バスターミナルに到着しました。
(文錦渡バスターミナルです。)
定刻19:00にバスは出発。意外にもしっかりと時間通りでした。
バスの車内はこんな感じ。思ったよりもきれいです。
1時間ほど走ると、トイレ休憩がありました。その後はノンストップ。(とはいえ、車内にも一応トイレはあります。ぼくは結局一回も使いませんでしたが。)
夜行バスなので、基本的に常に消灯しています。
ぼくは寝ようと狭いスペースで目を瞑るのですが・・・
運転手と添乗員的な人が大声でずっと喋っていて、めちゃくちゃうるさいのです。
おまけにバスがめちゃくちゃ揺れる!!
舗装されていない道ばかりを通っているのか、上下に跳ねまくり。
以上の要因から、まったく寝られませんでした。
さて、こちらは車内においてあったスーパーパチモン。ADE IN LTAIYって何やねん。
MADEでもないしITALYでもないのかよ。
ほっこりしました。
南寧市内を移動
バスの運転手に、南寧に着いたぞ、と起こされました。
眠たい目をこすりながら下車。しかしここはどこ??
思えば、どこで降りるかよく分かっていなかったです。
ここは本当に南寧なのでしょうか?
時刻は9:00。およそ15時間くらい乗っていた計算です。
久しぶりの外の空気が身に沁みます。朝だ。。
さて、この場所ですが、安吉客运站(安吉バスターミナル)というところらしいです。
写真には写っていませんが、マシンガンを所持した公安がわらわらいました。恐ろしすぎ。
場所的にはここ。
中国の内地という感じがします。すげー埃っぽいです。そして何もない。
とりあえず、市街地へ向かいたい。
バス乗り場がありました。41番のバスで、火車駅(鉄道の駅)に向かいます。
運賃は2元(およそ36円)。安い。
ちなみにこのとき、ぼくはバス酔いで完全にダウン。路線バスに乗るのは勘弁だったのですが、仕方ありません。
ぼこぼこの道路を走ることおよそ45分、路線バスはようやく南寧駅へと到着しました。
南寧駅前の様子です。人々が行き交っています。
さて、ここからのルートですが、次はいよいよハノイを目指します。
南寧駅のチケット売り場は大混雑です。建物の中ではさらに長い行列ができています。
ちなみにこのとき、ぼくのバス酔いはまったく治っていません。今にも吐きそうです。
具合の悪さに耐えながら、列に並びます。
なんとか売り場までたどり着くも、ここで悲報が。
なんと鉄道のチケットはすべて売り切れ。当日の分も、明日の分もです。。
バスを使え、と言われました。
正直中国国内でバスに乗るのはもう勘弁だったのですが、仕方がありません。
・・・ん? でもバスのチケットはどこで買えばいいのでしょうか??
駅の前に座り込む人たち。みんな列車待ち?
とにかくバスのチケットを手に入れなければなりません。
あてもないまま、南寧駅周辺を歩き回ります。
するとラッキーなことに、駅前の道を少しあるいたところに、旅行代理店を発見!
ハノイ(河内)行きのバスのチケットを難なくゲット。 ※ハノイは漢字で河内。
出発は明日。
この日は南寧に一泊です。
(駅前の城市便捷酒店というホテルに宿泊しました。1,500円となかなか安く、おまけに朝食付きでした。スタッフも親切でした。)
※とにかく気分がめちゃくちゃ悪く、写真を撮っている余裕がありませんでした。このくだりは文章だけで勘弁してください。
南寧 ⇒ ハノイ
一晩寝て、バス酔いもすっかり回復しました。
ハノイを目指しましょう。
南寧駅から徒歩10分ほどの、”南宁国际旅游集散中心”というところからバスに乗ります。
(実はチケットもここで買えます。昨日はこの乗り場の存在を知らなかったため、よく分からない代理店で購入してしまいましたが。皆さんが南寧へ来られた際は、チケットはぜひここで購入してください。)
待合室の様子。朝8時すぎの出発です。
バスの運賃ですが、たしか150元くらいだったと思います。
(記憶があいまいです。)
りんごとパンが配られました。
ちなみに深セン~南寧間とは違って、ちゃんと舗装された道を通っているようで、今回はバス酔いすることはありませんでした。
トイレ休憩にて、はちゃめちゃに壊れたトレーラーを発見。こわすぎる。
海外で交通事故に巻き込まれるのはごめんです。
通貨の両替(中国元 → ベトナムドン)が行われていました。
ちなみにぼくは手元に中国元の紙幣がなく、受け付けてもらえませんでした。コインだけではダメみたいです。
さて、出発から4時間、そのうちに国境に到着です。
ちなみに、乗客はバスの車内で予めいっせいにパスポートを回収されます。
出入国のスタンプを押すことに関して、ここでは、そういうやり方のようです。
いささか不安でしたが、仕方ありません。
まずは中国の出国を済ませます。
特に問題なく通過。振り返ると中国が。
グッバイ!
次はベトナムへの入国です。
カート的なものに乗って移動します。
3分もすると、こんな感じの建物に到着です。
入国に関しても特に問題なし。
晴れてベトナムの大地に降り立ちました。
といっても景色に変わりはありません。カート的なもので再び移動。
道はまったく舗装されていません。砂埃がすごいです。
行き交うトラック、スピード出しすぎでござる。
カートを降り、反対側からやって来た別のバスに乗り換えます。
(ぼくたちが乗って来たバスには、ベトナム側からやって来た人たちが乗り込んだと思われます。国境で乗客を互いに入れ替える感じですね。)
ちなみにベトナム側のほうが運転は荒かったです。片側一車線のでこぼこ道を飛ばすわ飛ばすわ。
少しでも隙があろうものなら、前の車を横から抜かしていきます。対向車とぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤ。
さて、国境越えからおよそ2時間後、30分ほどの食事休憩がありました。
しかしベトナムドンを持っていないぼくは、水一本すら買うことができません。
この悲しみを、ぼくは同じ状況のドイツ人女性バックパッカーと分かち合いました。
休憩なんていらないわよ、早くハノイへ行ってちょうだいよ、と彼女はぼやいていました。
そしてさらに2時間後、やっとハノイに到着です。
と思いきや、、
なんだかよく分からない場所で降ろされました。ここはどこ・・・?
まったく分かりません。やれやれです。
(タクシーでハノイの中心街まで移動しました。)
ちなみにあとから調べてみると、降ろされた場所はこのへんでした。
こうしてぼくは無事にハノイへと辿り着いたのでした。めでたし!
皆さんも、時間とお金と体力を犠牲にして、陸路移動などしてみてはいかがでしょうか。
※ちなみに、これらは2015年1月当時の情報です。
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