皆さんごきげんよう。
今回はハンガリーの格安航空会社”Wizz Air”の搭乗記をお届けします。
ヨーロッパ・中東を拠点とし、比較的マイナーな都市間の航路も多くあるのが特徴です。
今回私は「アラブ首長国連邦・アブダビ ⇒ サウジアラビア・メディナ(アブダビ国際空港 ⇒ プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港)」のフライトを利用しました。
どのプランがお得なのか? 荷物の持ち込みは厳しいのか? 空港でのチェックインは有料なのか?
Wizz Airへの搭乗を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Wizz Airの予約(プランの選択など)
まずプランですが、3つあります。
「BASIC」は最もリーズナブルなもの。余計なオプションは基本的にナシ。
「WIZZ GO」はミドルコスト。預け荷物や座席選択、優先搭乗が付いてきます。
「WIZZ PLUS」はフルコスト。預け荷物の重量制限が緩和されます。予約の変更やキャンセル後の払い戻しも可能に。
「BASIC」⇒「WIZZ GO」⇒「WIZZ PLUS」の順で、サービスの質と料金が上がっていきます。
特に料金はけっこう違います。
例えば、今回私が利用した航路「アブダビ⇒メディナ」で比較してみると、「Basic」ではAED219(約8,000円)なのに対し、「WIZZ Go」ではAED413.40(約16,000円)と、約2倍の差があります。「WIZZ PLUS & FLEX」ではAED567.80(約22,000円)もします。
なかなか差がありますね。
有料オプションは単独で追加することもできるので、例えば座席選択だけはしたい!という方は、プランとしては「Basic」を選択しておき、それに座席選択の有料オプションを追加する形を取れば、「WIZZ Go」にアップグレードするよりも、トータルでは安く済むかと思います。
目的に応じて賢く選択したいところです。
ちなみに私は「Basic」プランを選択し、オプションとして「WIZZ Priority」を付けました。
この「WIZZ Priority」というオプションは、座席選択こそ付いていませんが、優先チェックイン、優先搭乗に加え、10kgまでの荷物をもう1個、機内に持ちめるというものです。
バックパックとサブバッグの計2個を機内に持ち込みたかった私にはちょうど良い内容でした。
プライス的にも「WIZZ Go」にアップグレードして荷物の個数を増やすよりも安く、私が予約したときは、78AEDでこのオプションを追加することができました。
(「WIZZ Go」へのアップグレードだと、AED413.40 - AED219 = AED194.40かかってしまうところ、78AEDで済みました。)
同じねらいの方にはおすすめのオプションです。


Booking summaryです。
最終的な合計額は、297AED(約12,000円)でした。
(内訳としては、「Basic」プランが219AEDで、WIZZ Priorityが78AEDでした。)
なかなかリーズナブルに予約することができたと思います。
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【ピンチ?】オンラインチェックインできず!


「Basic」プランでは、フライト出発時刻の48時間~3時間前の間に、オンラインチェックインが可能です(他のプランでは30日前から可能)。
ここは確実にオンラインチェックインをしましょう。
なぜなら、空港でのチェックインは追加料金としてAED53(約2,000円)かかるからです(高すぎ)。
空港に着いた頃に気付いて慌ててやろうとしても手遅れ…なんてことにならないように!
ネットで検索すると、「空港でごねまくったけど結局追加料金を支払った」的な投稿がいくつか出てきます。
このあたり、けっこう厳しいようなので、忘れずにオンラインチェックインを済ませておきましょう。
さてオンラインチェックインを済ませたつもりが、空港のチェックインカウンターに来てください、と言われることがあります。
私の場合も、オンラインチェックインを済ませてボーディングパスを発行したはずが、PDFには「THIS IS NOT A BOARDING PASS」と書かれていました。
これはボーディングパスではありません??
どういうこと? 一瞬焦りましたが…
どうやら行き先によっては、必要書類の確認などがあるみたいです。私の場合も、サウジアラビア行きの便だったので、ビザの確認が必要だったのでしょう(travel documentsを見せろと書いてあります)。
というわけでオンラインチェックイン完了せず…!
※なおこのように航空会社から指示のあった場合は、空港でのチェックイン料金はかかりませんのでご安心ください(まぁ当然ですよね。これでお金取られたら意味分からんすぎます)。
※一部の空港ではそもそもオンラインチェックインに対応してないこともあるようです。
そのような経緯で、私は結局空港の有人カウンターでチェックインしました。
(サウジアラビアのビザの有無を聞かれたので、PDFで提示しました。)
ちなみに帰りの航空券を持っていなかったんですが、そのあたりは特に何も聞かれませんでした。
このWizz Airですが、ネットで検索すると、手荷物の持ち込みが非常に厳しい!的な口コミが散見されます。
アブダビ国際空港のチェックインカウンターの入口にも、「持ち込みが許されるのはこのサイズですよ」的な計測什器がどかんと置かれていました。
ちょっとくらいのオーバーでも許してくれなさそうな雰囲気が漂っています…。
今回私は「WIZZ Priority」のオプションを追加したので、2 BAGSまでOK。
サイズ内のバックパックとサブバッグ、計2個の荷物を無事機内に持ち込むことができました。
無事にオンボーディング(アブダビ⇒メディナ航路)
Wizz Airの機体。バスに乗って移動した後、タラップから飛行機に乗り込みます。
【余談】
パスポートコントロールでは、どうやら審査官が日本のアニメ好きだったようで、「お前の好きなアニメ教えてくれ!できるだけマイナーなやつ!」とめっちゃテンション高く聞かれました。その後、しばらくの間、私「(アニメの名前)はどう?」⇒審査官「それは知ってる!有名だろう!他は?」のやり取りを繰り返しました。出入国に関する質問は最後まで全くされませんでした。ちなみに最後「あ、そのアニメは知らないな!チェックしておくよ!」と言われたのは、”ヒカルの碁”でした。というわけで近い将来アブダビで囲碁ブームが起きたら、”ヒカルの碁”をアブダビ国際空港の出国審査官に伝えた私こそ火付け役なので、そこんとこよろしくお願いします!
機内はよくあるLCCのエコノミーという感じでした。
空いていたのでけっこう悠々自適に過ごせました。
あの宇宙生物みたいな謎建造物は何?!と思い調べたところ、アラブ首長国連邦が世界に誇る屋内テーマパーク「フェラーリ・ワールド」のようです。
いつか行ってみたいですね。


辺り一面茶色の大地。
上空から眺めるマクロな地形は面白い。
飛行機が徐々に高度を下げ、地上の建物がはっきり見えるようになってくるのを窓から眺めるのが好きです。
約3時間のフライトを経て、メディナに到着しました。
プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(Prince Mohammad bin Abdulaziz Airport)です。
外は超絶快晴。暑そうだなー。
着陸後はすぐに立たない派です。
なんだかんだ列はしばらく動かないことが多いので…。
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
今回はハンガリーのLCC"Wizz Air"の搭乗記をお届けしました。
トラブルもなく、リーズナブルかつ快適に空の旅を過ごすことができました。
LCCには、うっかりしていると余計にお金を払うことになる落とし穴的なものが付きものですが、賢く活用すれば旅の大きな味方になることでしょう。
皆さんもヨーロッパ・中東を移動する際は、Wizz Airを候補の一つとして、検討してみてください。
(オンラインチェックインと荷物制限には要注意!)
★Wizz Air Webサイト ※公式アプリもあります。
(搭乗:2023年5月)
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