皆さんごきげんよう。
今回は、日本の最北端「宗谷岬」を目指します!
スタート地点の札幌からはおよそ350km。東京~名古屋間くらいの距離ですね。遠い!
ルートは単純。
海岸沿いの道(国道231号線)をひたすら北上していきます。
高速に乗り、旭川経由で行くルートのほうが早いのですが、今回はあえて下道で行ってみます。
出発から2時間。
白銀の滝というちょっとした名所に到着しました。
程よいサイズの滝がお出迎え。
さて、休憩したら、再び北上開始です。 どんどん進んでいきましょう。
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このような道が延々と続きます。
車の数も少ないのでついついスピードを出しがちですが、たまに警察が張っているので気を付けてください。
留萌を抜けたあたりは要注意。(このへんです。)
また、“自動速度取締機設置区間“と表示された青看板の先にはオービス的なものが設置されてるので、注意してください。
スタートから7時間、まずは稚内に到着しました。
ノシャップ岬です。イルカの像がかわいらしいです。
ノシャップ岬。この語感めちゃくちゃ好きです。皆さんもそう思いませんか??
子どもの頃、地図帳を眺めながら、ノシャップ岬ってすごい名前だなぁと思った記憶があります。
岬自体には何もありませんが、最果て感が漂っています。
この海を越えた先はロシアなんですねぇ。
ちなみに右の奥のほうに見えている黒いのはロシアではありませんからね。ただの岩礁です。
Noshappu Cape って英語表記の語感もなんだかすごい。
鹿が現れました!!
北海道は野生動物の道路への出現率、高めです。
ぼくは夜道で急に現れた謎の動物を避けようと急ハンドルを切って横転しそうになったことがあります。
皆さんも気を付けてください。
さて、もう日が落ちてしまったので、宗谷岬は明日の朝行くことにします。
稚内駅前の商店街、寂しすぎませんかね。
とはいえ、北海道の地方の商店街はどこもこんな感じですね・・・。悲しいなぁ。
~~翌朝~~
おはようございます。宗谷岬へ行きましょう。
稚内駅の周辺からは車でおよそ40分です。
海沿いの道を進んでいくと着きます。
さぁ、宗谷岬です!
最北端のモニュメントです!( 写真は別日に訪れたときのものを使用しています。)
北緯45度31分22秒。民間人が行ける、日本の最北です。うーん、感慨深い!
しかし観光スポットということで、あんまり最果て感はありませんでした。
ノシャップ岬のほうが、訪れる人が少ない分、もの寂しさがあって良かったなぁ。
しっかりと樺太のほうを向いています。
最北のポスト。
最北の食堂「最北端」で最北のラーメンをいただきました。
ほたてラーメン(800円)。最北の味がしました。
最北の郵便局「宗谷岬郵便局」。
最北端を記念する風景印を押してもらうことができます。
宗谷丘陵を通って南下していきましょう!
青空の下、どこまでも広がる緑の丘に、真っ白の風車が何本もそびえ立つ、絶景としか形容しようのない絶景を期待していたのですが、あいにくの霧模様でした。残念すぎます。
欅坂46の「世界には愛しかない」という曲のMVには、風車が何本もそびえる草原のシーンが登場します。
そんな風景を期待していたのですが、本当にあいにくすぎる天気です。
※ちなみにMVの草原は、同じく北海道内の苫前町と言われていますね。
とりあえず牛の写真でも載せておきます。
さて、どこまでも一直線のオロロンラインです!
お待ちかねの場所にやって参りました。
道道106号です。遮るものがなにもないなか、道だけが延々と続いています。
いやはや、これぞ北海道という感じですねぇ。感動でございます。
(厳密には、札幌を少し過ぎたあたりから稚内までのおよそ300kmの区間は全部オロロンラインと呼ぶらしいですね。)
場所的には、このへんです。
サロベツ湿原センターに立ち寄ってみました。(先ほどのオロロンライン醍醐味ポイントから車で10分ほどです。)
サロベツ原野は、ラムサール条約に登録されている、北海道を代表する湿地の一つです。
その広さは、200平方キロメートル。(東京ディズニーランドおよそ20個分)
独自の植生がたくさん見られます。
遊歩道が設置されており、散策できるようになっています。
右の写真は、泥炭を採掘していたかつての作業船です。なかなか素敵な錆び具合。
幌延ビジターセンターにも立ち寄ってみました。(サロベツ湿原センターから車でおよそ20分。)
センター内には、無料の望遠鏡が設置されています。
どこまでも続く湿原を眺めることができます。
うーん、この圧巻。まるで海外にいるのではないかと錯覚してしまいそうです。
人工物は何もありません。あるがままの地球の姿が、ここにはあります。
二か所のセンターの地図を貼り付けておきます。
サロベツの大自然を堪能したあとは、ひたすら札幌へと車を走らせます。
日本海へと沈む夕日がきれいでした。@おにしかツインビーチ
とんがっているのは、日時計です。寂寥感があふれていますね。
さぁ、帰りましょう。
おまけ
留萌の丸喜というお店で海鮮丼をいただきました。
新鮮な北海道の海の幸、めちゃくちゃおいしかったです。
おしまい。
一泊二日でも、十分に札幌から宗谷岬まで行って帰って来ることができました。
北海道は、車で移動するのが本当におすすめです。
車の交通量が少ないので、景色が良いと思ったら、いつでも止まることができるのです。
飛行機や特急で行くことももちろんできますが、皆さんも、”あえて”車で最北端を目指してみてはいかがでしょうか。
※とはいえ800kmくらい移動するので、多少の覚悟は必要です。けっこう疲れます。
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