皆さんごきげんよう。
⇒ 【町中どこもかしこも廃墟?!】財政破綻した”夕張市”の今を訪れる - 世界をふらっと旅しよう
今回は、そんな夕張市のテーマパーク”石炭の歴史村”をピックアップします。
石炭の歴史村は、広大な夕張炭鉱の跡地を利用して造られました。1980年に一部開園し、1983年に全面開園しました。
しかし現在、同テーマパークは、一部の営業エリアを除き、敷地内のほとんどが野ざらし状態となっています。
いったいどんなことになっているのでしょうか。気になりますね!早速まいりましょう!
(自動車教習所の廃墟に続き、夕張の廃墟シリーズ②です。)
これが石炭の歴史村だ!
これが石炭の歴史村の入口。
ドーナツのような、あるいは貝のようなトンネルを抜けて敷地内へと進む仕組み。
夕張市の町中って、どこまでが現役施設なのかよく分からない雰囲気が漂っているのですが、この入口にも同様の雰囲気が漂っていました。
封鎖されているなんてこともなく、めちゃくちゃオープン。誰でも気軽に入れる感じになっています。
お邪魔します。開放的なエントランス。人の気配はゼロ。かつての賑わいは何処へ。
さて、それではこの悲しみのテーマパークの歴史を軽く振り返りましょう。
冒頭で触れたとおり1983年に全面開園した”石炭の歴史村”ですが、2006年に夕張市が財政破綻すると、それに引きずられる格好で休園に。運営元であった第三セクター”石炭の歴史村観光”は自己破産を申請し、パークはそのまま閉鎖されるかに思われました。
しかし、存続を望む声が多く上がったことを受け、新た夕張リゾートの運営で2007年に営業が再開。
ただし遊園地”アドベンチャーファミリー”やローズガーデンなど、敷地内の多くの施設は再開されないまま野ざらし状態が続き、解体・撤去されました。
現在は、夕張市石炭博物館など、当時のごく一部の施設のみが細々と営業中です。
ろまんのなくなった橋がありました。
園内を走る鉄道的なものがあったと推察。これは駅ですかねぇ。あるよねぇ、こういうの。
ホームに上ってみました。整列の案内が残っていますね。
しかし線路と思わしき場所は草生い茂りまくり。
これも放置されている施設です。かつてはレストランだったようです。
比較的きれいめに見えますが。
このあたりはなんだか普通に休憩できちゃいそうな感じですね。
廃墟っぽくないというか。
うーん、やはり正直どこからどこまでが現役施設なのかよく分かりません。
さっきから歩いている道のりも、朽ちているだけで、まだ園としては現役という見方も??
なんかのキャラ的な施設。マリオとかに出てきそうだよね。
何とも言えない表情が良き。
双子のトイレ。※使用できませんでした。
完全に時を止めています。
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巨大なSLの外観をしたSL館
文字が欠けていますがSL館。2008年10月からずっと休館中。
巨大なSLの外観をしています。
ちなみに内部では、かつて実際に走っていた夕張鉄道11形蒸気機関車の14号車が公開・保存されていました。
(現在も眠っている…はず。)
近くで見るとマジでバカでかい。
写真では伝わりづらいですが人の身長の何倍もあります。
レストラン的なところです。夕張メロンアイスクリームはぜひ食べてみたかった。
サイロ(を模した施設?)。北海道らしさがありますね~。
草木の浸食、絶賛進行中。あと数年もすればこの辺り一面はジャングル化必至。
アドベンチャーファミリーの残骸
ここがアドベンチャーファミリーの入口に相当する施設だったようです。一部崩壊しておりますが。
かつてのアドベンチャーファミリー跡地です。
現役時は観覧車やジェットコースター、メリーゴーランドなどもありましたが、すべて撤去され、残るはわずかな遺構のみ。
この辺りはプールだったようです。奥にはスライダー。
しかし水深めっちゃ浅いな。スライダーからの着水は問題なかったのだろうか。
もはや残骸。過去スライダーだった何か。
向かって右手のスライダーはわりと跡形もなくなっていますね。
雪の重みにやられたのでしょうか?
無機質に飛び出したコンクリート。飛び込み台?なわけないですよね。プール浅いし。
以前はもっと何かがあり、土台だけ撤去を免れた感じでしょうか?
うーん、なんだろうこれ??
全景。廃墟のはずなのに廃墟っぽくない感じ。ピクニック日和。
遠くからでも目立つ”石炭の歴史村”。
まるで夕張市が「俺はまだここにいるよ」 と自らの歴史を主張しているかのように思えて仕方ありませんでした。
マスコットキャラクター「ゆうちゃん」に別れを告げましょう。
強く生きてくれ!!
おわりに
さて、いかがでしょうか。悲しみの夕張をお届けしました。
敷地内では誰にも会いませんでした(当然か)。
ちなみに私が訪れたのは2016年の秋。今ではさらに荒廃が進んでいることでしょう…。
かろうじて原型を留めていた片方のスライダーも、今では消滅しているかもしれません。
そんな気になる石炭の歴史村はこちら!↓
Google Mapでは石炭の歴史村公園と表記されていますね。
野ざらし状態のはずですが、公園という位置付けなのか?!うーん、謎。
なお夕張市石炭博物館は現在も営業中です! ⇒ 夕張市石炭博物館
※私が訪れたとき(2016年)は改修工事中でしたが、今では完全復活しています。
夕張の発展の礎となった炭鉱産業の歴史を学ぶことができます!
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