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【アドリア海の女王】美しい水の都・ヴェネツィアを散歩しよう!

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アドリア海の女王

とは一体だれのことでしょう??

それは、ヴェネツィア(Venice(Venezia))

水の都”として知られる、イタリア(Italy)を代表する観光都市です。

地中海の覇権を握り、15世紀末にはパリに次ぐヨーロッパ第二の都市として繁栄を極めました。

迷路のように張り巡らされた運河や橋が生み出す街の景観は、感動もの。

今回は、そんな素敵な街並みを散歩しました!

ベネチアヴェネチア、はたまたヴェニスやベニスなど、さまざまな表記がありますが、本記事ではヴェネツィアで統一します。)

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列車でヴェネツィアに到着~早朝の散歩を始めよう~

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時刻は早朝4時台。

ヴェネツィア・メストレ駅(Venezia Mestre)に到着しました。オーストリアのウィーンを出発して約8時間後のことでした。

この駅からさらに一駅移動します(約10分)。しかしこの時間帯、電車はありません。駅舎の中でしばし待機します。たった10分の距離の移動ができないもどかしさ。

しかも季節は冬。暖房のない空間で寒さに耐えました。

 

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ようやくヴェネツィアの玄関口であるヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅(Venezia Santa Lucia)に降り立った頃には、すっかり明るくなっていました。

運河の向こう岸に見える建物がその駅です。この写真は、対岸から撮影しました。

 

ヴェネツィア・メストレ駅からヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅まで

 

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来たぜ!ヴェネツィア

水を湛えた美しい運河が出迎えてくれました。

この瞬間、眠気は完全に吹き飛んだのでした。

 

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写真や映像でしか見たことのなかった景色の中に、今私は立っています。なんだか不思議な感覚です。

 

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ご存知のとおり、ヴェネツィアは”水の都”として有名です。

実に118もの大小さまざまな島から成り、およそ400の橋177もの運河で結ばれています。

 

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さて、運河沿いにてくてく歩きましょう。

なお、街中の移動手段は徒歩か船のみ(自動車が来ることができるのは街の入り口まで)。

 

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おしゃれな佇まいの椅子がありました。背もたれがハート型です。

ヴェネツィアを演出する粋な小道具、流石です!

 

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なんて気持ちが良いんでしょう。

文庫本片手にいつまでも散歩できそう。

映画の登場人物の一人になったかのようだ。

 

ヴェネツィアの栄枯盛衰をなぞる

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ヴェネツィアは、「ヴェネツィアとその潟」として1987年に世界遺産に登録されました。

5世紀にアドリア海の干潟に作られた街が、ヴェネツィアの始まりです。

中世には、海運共和国として地中海で貿易を拡大し、繁栄を極めました。

14世紀頃、ヴェネツィアは最盛期を迎えます。

 

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しかし栄光の時代は長く続きませんでした。

大航海時代が始まると、貿易の舞台は大西洋や太平洋に移り、ヴェネツィア衰退に向かいます。

 

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また、15世紀中頃からしばしばオスマン帝国の侵攻を受けるようになり、16世紀には多くの領土を失いました。

地中海の覇権を失ったヴェネツィアは、滅亡への道を突き進みます。

1797年、ナポレオンに敗れたヴェネツィアオーストリアとなり、ここにヴェネツィア共和国は終焉を迎えたのでした。

 

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今でも残る建物の数々は、かつての繁栄を想起させるのに十分でしょう。

15世紀末の時点で、ヴェネツィアの人口は10万人を超え、パリに次ぐヨーロッパ第二の都市でした。

 

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青空に映えまくるヴェネツィアの街並み。

この光景も、昔から変わらないのかなぁ。

 

サルーテと呼ばれる美しい聖堂

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サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂(Santa Maria della Salute)です。とても美しいですね。

17世紀にイタリアで猛威を振るったペストの沈静化を祈願して建てられました。

一般にはサルーテ(健康)と呼ばれています。

 

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がっしりとそびえ立つ聖堂。荘厳なファサードがお出迎え。

 

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内部は無料で見学することができます。

本堂は八角。その周りを六つの礼拝所が囲んでいます。

 

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ちょっとした広場みたいなところ。

この手の広場は、ニュー・シネマ・パラダイスを連想させます。

 

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路地裏みたいなところ。

アクション映画の追いかけっこシーンとかで登場しそうですね。

 

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素敵な街角の、素敵な洗濯物の干し方。

 

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ヴェネツィア観光といえばゴンドラ。

水上から眺める世界遺産の街並みは格別! 

 

サン・マルコ広場、鐘楼から眺めるヴェネツィアの街並み

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ヴェネツィアの代名詞的存在でもあるサン・マルコ広場(Piazza San Marco)です。

世界で最も美しい広場とも称されます。

正面に見えるのは、サン・マルコ寺院(St Mark's Basilica)。右手の鐘楼は98.6mの高さ。

ほとんど見切れてしまっていますが、鐘楼の奥にはドゥカーレ宮殿(Doge's Palace)があります。

 

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広場は、回廊のある建物によって囲まれています。

規則的なアーチの並びが美しいですね!

東京のニュー新橋ビルを彷彿とさせなくもない?

 

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サン・マルコ寺院です。一部が工事中で残念。

ビザンティン建築を代表する建物です。

 

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鐘楼から眺めるサン・マルコ広場ヴェネツィアの街並み。

霞んでいて分かりづらいですが、左手奥に見えるドーム状の屋根を持つ建物は、記事中で紹介したサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂です。

 

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振り返ると青空の下輝くサン・マルコ寺院ドゥカーレ宮殿が見えました。

岬の先端まで続く美しい街並みは、思わず息をのむほど。

 

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赤茶色の屋根の建物が所狭しと並んでいます。

……めちゃくちゃきれいだ。いつまでも眺めていられるなぁ。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

美しい水の都の街並みはマジで感動ものでした。

ヴェネツィア観光のハイシーズンは4月頃と10月頃ですが、今回私は2月に訪れました。

ヴェネツィアの気温は、一年を通して東京よりも少し低いくらいです。

南欧といえど、冬はしっかりと寒いので、防寒を忘れずに!

ヴェネチアの模様は、また改めて別の記事でもお届けします!お楽しみに??!

 

ヴェニスの商人 (新潮文庫)

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