ブルネイ・ダルサラーム(Negara Brunei Darussalam)は、東南アジアのボルネオ島に位置する小さな国です。
その面積は僅かに5,765 km²。これは日本の三重県とほぼ同じです。
国名のブルネイ・ダルサラームには「永遠に平和な国」という意味があります。
今回は、首都であるバンダルスリブガワン(Bandar Seri Begawan)を訪れました。
国を代表する二つのモスクを中心にお届けいたします!
ブルネイ・ダルサラームの位置を地図で確認したら、早速参りましょう!
空港から市内を目指す!
マレーシアはクアラルンプールから飛行機に乗ることわずか2時間半、ブルネイに到着しました。
写真はブルネイ国際空港の様子ですが、見ての通り、かなりこじんまりとしています。
ターンテーブルも小さくてかわいいです。
日本の地方空港のようです。
無駄に広いエントランス的なところ。けっこうきれいでした。
壁に対して45度の角度で自動販売機が設置されていました。
日本製でした。海外では日本産の中古自動販売機をたまに見かけますね。
勝手に親近感UP!!!!!!!
空港からバンダルスリブガワンの街中まではバスで向かいます。
案内板も時刻表も何もありませんでしたが、道路に”BUS”と大きく書かれた場所で待機していると、
そのうちにミニバスがやって来ました。街中に行くことを確認し、乗車。
バンダルスリブガワンの都心です。
ここが首都?と思えるほど、都会感はゼロ。
そんな中でもなんとか都会に見えるように撮ったのがこのカット。
そのへんのレストランでオムライス的なものをいただきました。
はっきり言ってうまかったです!
腹ごしらえをしたら、モスクに向かいましょう。
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黄金のドームが美しい水辺の「オールドモスク」
スルターン・オマール・アリ・サイフディーン・モスク(Omar Ali Saifuddien Mosque、通称オールドモスク)。
ブルネイを代表するモスクで1958年に完成しました。
黄金のドームがたいへん美しいですね。
南国感もりもりです。
流石、熱帯雨林気候のバンダルスリブガワン。
もちろん観光客も見学可能。
内部も美しく、大理石や水晶などの世界最高級の建材などが使用されています(写真はNG)。
ラグーンに浮かぶ荘厳な姿。とても画になる。
しかしその肝心の水辺はこの有様。
めちゃくちゃ汚い!
ショベルカーまで放置?されています。
ゴミが多すぎてもはや水面が見えません。絶対に落ちたくない。
下を見ないように楽しみましょう。
最高のモスクのそばには、最悪の汚染。うーん。
荘厳な大理石造りの「ニューモスク」
ジャミ・アサール・ハサナル・ボルキア・モスク(Jame' Asr Hassanil Bolkiah Mosque、通称ニューモスク)。
先ほどのオールドモスクに対して、ニューモスクと呼ばれています。
1994年に完成しました。
こちらも見学可能。近付くとかなり巨大というのが分かります。
建物は大理石造りでめちゃくちゃ豪華。
礼拝所は、一度に約5,000人が礼拝できるほど巨大です。
バンダルスリブガワンの風景一コマ
ここでモスクから離れしばし小休止。
バンダルスリブガワンの風景一コマをお楽しみください。
なんてことない幹線道路ですね。
イスラム感たっぷりの歩道橋。
負のオーラを放ちまくっていた巨大なコンクリート廃墟。
内部を探検してみたかったですが、気持ちを抑えスルー。
小休止は以上です。話題をモスクに戻しましょう。
モスクのライトアップが美しすぎる!
夜、オールドモスクのライトアップの様子です。
神聖な空気が漂いまくりです。これはめちゃくちゃきれい。
水面に映る姿がとても幻想的。これは心を掴まれますなぁ。
手前に浮かぶ舟はライトアップの対象外のようでした。
ニューモスクのライトアップも見てみましょう。
敷地外の道路から。
内部に入ることはできません。柵越しに撮影。美しいなぁ。
おまけで市内の様子。
ブルネイ国内は飲酒禁止です。
ゆえに繁華街的な騒々しさは皆無でした。
ナイトマーケットの様子。ここでもアルコールは当然なし!
みんなが飲んでいるのはジュース。平和なもんですわ。
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
ブルネイは小さな国ですが、東南アジアでは、シンガポールに次ぐ高い経済水準を誇ります。
また、社会福祉も充実しており、ブルネイ国民であれは、基本的に医療費(公立病院)や教育費(公立学校)は無料です。個人に対する所得税・住民税もありません。
2019年3月15日には成田~バンダルスリブガワン間に直行便が就航し、日本とブルネイの距離が一気に縮まりました。皆さんもぜひ「永遠に平和な国」に訪れてみてください!
※なお、ブルネイでは、イスラム教に基づくシャリア刑法が施行されており、外国人や非イスラム教徒にも適用される規定が多くあります。訪れる際は事前に確認していきましょう(捕まったら大変です)!
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